天使と悪魔 小説感想とねたばれ2009/05/01 23:42


人物===========
ラングドン
図象研究家?主役。アメリカ人。いろいろさくさく行動派。どこのスーパーマンですか。

ヴットリア・ヴェトラ
海のどうぶつ研究家。東洋思想に造詣の深そうな、ダイビングとヨガのたつじん。
映画は美人のおねいさんがやる。黒髪でちょっとエキゾチック。似合ってる感じする。

レオナルド・ヴェトラ
ヴィットリアの養父でカトリック司祭だけどセルンの研究者。
反物質を開発、その是非をバチカンに問い合わせてみたら殺された。エエエエ

カルロ・ヴェントレスカ 
カメルレンゴは教皇の秘書長という意味。
前法王の息子。修道女との間に人工受精で生まれた。
生まれも育ちも熱心なキリスト教者。
反物質の存在を危ぶみ、ヤヌスを名乗り、ハサシンを雇い、反物質の開発者と
コンクラーベに集まった法王候補(プレフェリーティ)の枢機卿殺害を依頼。
前法王が実父であったことを知らず、「子供がいた」ということに反発して法王を薬殺。
ちょっとまて、映画でユアン・マクレガーがやんの?あんた顔がカルロじゃねえぞ!!
と、この小説をすすめてくれた会社の若い女子と「なんかちがーう」を連発。単に顔の話だ、あんまこの人の顔イタリアっぽくないから。セリエA10年余みてたせいでイタリア人の設定だといろんな顔が思い浮かぶ。ビエリだったらこええ。ジラ師匠やんないですかこれ。

ハサシン
どっかの中近東の人。ちょうできる暗殺者。イリュージョン・・いやヴィットリア縄抜けの術により不意をつかれて死亡。
アッラーアクバル!かどうかはしらん。こんな人いるんかいな・・・高くつきそうですな。ヒゲ希望。中近東といえばヒゲの帝国だろ!<今はそうでもないね

モルターティ
枢機卿。ヴェントレスカ出生の秘密を知る人。

マクシミリアン・コーラー
セルン所長。幼少期に重病にかかり、その時使用した薬物の後遺症で四肢が不自由。
両親が熱心なキリスト教者である。四肢が不自由になったのは祈りが足りなかったからである、と言い聞かされてきたせいか宗教に対してルサンチマン山盛り。
彼をイルミナティのボスに仕立てたかったカルロだが、コーラーの残したビデオによって事実が明らかになる。ロシェに殺害される(確か)。

オリヴェッティ
スイス衛兵隊長。忠実な人。スイス傭兵だけど、おもろいね。名前がイタリアだったりフランスぽかったり、ちゃんとスイスっぽい。でもキャストは北欧勢みたいっすね。

ロシェ
スイス衛兵大尉。ヴェントレスカのグル。

シャルトラン
スイス衛兵少尉。いろいろ素朴でまとも。ロシェ、ヴェントレスカの企みに気がつく。彼の機転でラングドン、ヴィットリアが助かるシーンも。

感想いろいろ==========
カソリックの学校にいたので、この本に出てくる教皇たちのしゃべりの感じがなつかしい。あたたかでやさしい考え。モルターティすごいイメージあるよ。何もかも神はお見通しで何もかも神の思し召しです。何も思い煩うことはありません。あなたの心に神はいつも語りかけておられます。心を穏やかにして、耳を傾けてごらんなさい。天国の門に入るためにあなたはあなたの為すべきことを行いなさい。悩みや不安は教会に来て神に打ち明けなさい。罪を犯したら教会で神に懺悔なさい。惜しみなく分け与えなさい、イエスがなさったように。必要なものはすべて神がお与えくださいます。すべての人の罪を許しなさい、イエスがなさったように。イエスが復活して父のもとに還って行かれたように、主の愛はこの世界に空気のように満ちていて枯れることがありません。おお、書き出すと眩しいわ。このびみょーに翻訳っぽいとこがちょっと回りくどくてまたいいんだろうな。

私の通っていたその学校は今でいう被差別部落にあった。処刑場で、古くはキリスト教の殉教もあった。戦争被害がとても大きかったところなのだが、非差別部落だったので他所からキリスト教の救援部隊が来るまで放置され被害が広がった。設立を決めた教徒たちは「ここにこそ建てなくてはならない」と思ったのだという。

中世のキリスト教なんかは献金とかもあってけっこーめちゃめちゃで、まー今も戦争やらかしててめちゃめちゃだけど、少なくとも日本のキリスト教学校なんかでは、究極に良心を養う道徳教育といったかんじでそう悪くないものだと思う。自分のいってたとこは年に1度内省だけする日というのがあった。別に何って聖書の抜き書きがいっぱいのってる冊子読んだりミサくらいしかやらないんだけど、自分の心のありようを自分なりに静かに考えさせる日というか。思い出すわ。そんなんやっても不登校児とかやっぱいたけどな。ひどいいじめもあったし。

で、この天使と悪魔だけど、謎解きに原罪とかまぜてあって、面白い。英語がピュアな言語とされていた時代の話など設定に出し惜しみがないので人物像書いただけで分かってしまうくらい。でもタイトルはようわからんな。天使の導き有りだっけ。天使はキリスト教的にいうと奇跡を起こす何かでもなければ奇跡そのものでもない。奇跡をなす根幹は精霊じゃね、三位一体の精霊。天使は父なる主のみ使いでんな。

何げにローマは行ったことある。とにかく石と遺跡と教会がいっぱいの街で、もう工事中なのか遺跡なのかわからん。乾いた土地にかさついた雑草が茂り、小さな花をつけている。あちこちにエジプトから持ち込まれたオベリスクが立ち並び、祈りと血が街に染み付いていた。堂々としたテルミニ駅、殺伐としたコロッセオ、乾いた土地を潤すたくさんの泉と広場、システィーナ礼拝堂では一日中ミサが行われ、世界中から集まった巡礼の人々の祈りの声が響く。市街地は割と赤っぽい壁が多く、並木の新芽まで赤いASローマのユニフォームそのまんま。丘の上にはファナティックなオリンピコ。その石の建物がですな、なんか観光できるけど観光地って感じじゃなくて全部ガシっと抱きしめたいような愛おしい感じなんですよ。政治、戦争、祈りの街だった。すごく生きた歴史を感じた。そいでもって何くってもうまーだったなー。コーヒーうまー。ピザうまー。アイスうまー。パスタもパニーニもうまー。

謎解きに関しては、行ったことがあるとはいえローマをそんなには知らないので分かんなくて楽しい。全部すぐにちゃんとわかるようになってる。土、水、空気、火は東西の占星術にも採用されている考えで、星占い信じるんだったらこれもありですな。土は固定し安定させ、水は吸収し形を変えて感情に影響を与え、空気は言葉やコミュニケーション、火は何かを変化させ生み出す力。それぞれの司教がこの役割を与えられていたかどうかは良く読んだら分かるのかな。ほら、カート・コバーンとか水のグランドトライン持ってるんだよ。グノーシスじゃなくて何だっけな、魔術のときに東西南北を支配する天使に挨拶するでしょ。えっとね、手前にミカエル、とか対応する天使と方角が決まってるんだよね。で、東に向かってやるんだったか。魔女じゃないからよう知らんわ。ダヴィンチのときのカップはハートで女。これもタロットかじってる人なら誰でも分かったと思うが。それにしても偶然だったとしては出来過ぎの調査っぷりはすごい。ダヴィンチは見るからにあやしげだけど、ルネッサンスの申し子ラファエロもそうなんか。

イルミナティについては全然知らなかった。バイエルンの石工・・・バイエルン、ドイツの中でも浮いたエリアだっていうからなw ヴェントレスカがなんでこうもイルミナティの事に詳しいのかは謎だが、熱心に調べたのかねー。イスラムの暗殺者用意したりとかさー、やるかなこういうこと(爆)。舞台がアルハンブラだったら逆襲されたりしてー。はんこほしいww

話を逆からいうと、世の混乱を憂いた若いヴェントレスカがキリスト教に対する求心力を再び強めようと実父であった法王を暗殺し、コンクラーベで注目を集めたところで古代の抵抗勢力・イルミナティによる宗教テロを模したまーなんつーか、、、クーデター?を企てる。みたいな話。クーデターはどうかな、しかしうまくいったらヴェントレスカが法王になっちゃったでしょ。

ヴェントレスカの長い演説がこの小説のキモだと思うけど、わかるよなー。科学を使いこなす程人が進化していない。何の注意もなく子供に火を与える親がいるだろうか。なぜ直接語り合わないのだろうか。どれだけ科学が進んでも人の悩みはますます生み出される。分からないことは神様がやったことにしておいた方が、幸せに暮らせるのだ。それがオカルトだ(笑)。教会はいつもそうあったのに、なぜ分からないのか。
彼はロマンチストに見えるけどすごく信仰の原理を理解していたと思う。怖いもんがなきゃ宗教はすたれる。そしてその恐怖とか畏れとかを細かく分解していったのが科学であり現代的な精神分析だろう。でも人は恐怖を無くしても悩むことをやめない。ユングのいうところの共同幻想っていうか深層心理の海の港は大きな宗教だと思う。
でもだからといってよその宗教を使うのはズルいだろー。ハサシンがどっかで捕まって全部イスラムのせいにされちゃったらどーする気だったんだろね。

宗教に見捨てられ、科学で命が繋がっているコーラーと、科学によって生まれてきた無原罪のヴェントレスカ。今神の子をつくろーとしたらヴェントレスカが生まれたのと同じようにやればいい。それでは科学のみが無原罪の手段となりえるのだろうか?東洋風に言うと子供が欲しいとか欲張るだけで叩かれそうだけどな。神は科学で生まれた子供にどんな計画を持っていたのだろう。彼は自らの胸にイルミナティのハンコをつき、すべてを為し終えて昇天する。「カルロ、あなたはバチカンを危機におとしいれたのです」誰も彼を十字架にさえかけない。キリストのように肉体を残さずにはすまなかったけど、その夜はペテロの山に恵みの雨が降り注いだのでそれを知っているのはモラッティじゃねえや、モルターティだけだ。彼は自らの死によって科学に溺れる者の罪をあがないたかっただろうが、彼が実際にあがなえるのは宗教に溺れる者の罪なのだろう。なんか勝手な解釈だけど。

宗教を生きようとすると、実際のとこ体が元気でないと不幸だ。だって生まれながらに神のおめぐみに関しては借金してるようなもんだもん。借金してる先に死ぬまで囚われてしまう。運命を受け入れて病で死ねばいいってゆーんだったら肉体なんか持ってる意味が最初からない。何のために生まれてきたんだ?肉欲の果てですか?死なない病気もいっぱいある。より惨めな者こそより救われるなんて書いてあるけどあの家は祟られてるとかあの人は行いが悪いとかそーいう事言われるんだ。非差別部落みたいなもんだ。私が差し出した手はいつも恐怖を持って振り払われる。そうしたらもう「悪魔の使い」ぐらいしかその教義の中には役が残ってなくて、キリスト教だと「寛容」を持って取り込まれてしまう。まあそれを望まないとしたらあとは戦争みたいなもんだろう。コーラーは非常にまともだ思う。

とまあキリスト教者でもないのにつっこんでたらきりがないが、映画楽しみ。ローマ上空の爆発シーンとヘリからトム・ハンクスがテヴェレ川に飛び込むとこすごいの期待してる。ジブリの映画みたいにいろいろアクションしながらドボーーーーンとおっこってくださいw

赤い鳥メモ2009/05/10 06:13

国民の義務が結婚と出産なら
永遠に果たさないぞ自分www
むりー、かなりむりー
ってか奇形産んじゃうけどいいかな

今年の新春に見た真っ赤な鳥
今更思い出して調べる

イスカ

はぁはぁ・・・やっとわかったわ
クイに立ち上がるように背中を伸ばして止まっていた
ネットにあがってる写真と同じポーズ

松の実等を食べる、くちばしが交叉している鳥
オスは全身が濃い朱色でとても目立つ
冬鳥
スズメよりガタイがよい、ヒヨドリよりは小さい
やっぱアトリ、ヒワの仲間だよなこのテは
くちばしを器用に使う様子からはりつけにされたイエスキリストの釘を抜こうとした鳥である、
と言われているらしい

また見れるといい
もう一度みたいのはキレンジャク(ヒレンジャクかも?)
春先、渡る前に電線に大集結してるのを見たきりだ
きめの細かい繊細なベージュカラー、きりっとした顔と飾り羽
何十もあつまって壮観だった
美しい鳥だ

映画 天使と悪魔 ネタばれ メモメモ2009/05/16 04:15

あーローマいいよローマさいこーもうローマだいすき明日からローマとラツィオしか応援しないとか超適当な事を思いながら見た映画・天使と悪魔ネタばれごめんの感想。

ヴェントレスカの出生、法王との関係は結構ぼかされてる。IRAのテロで母親が死んで法王の息子になった。
これはしょうがないんだろう。風のシンボルで司祭が殺害されるところで「幹細胞実験反対」を謳う信者とそれに反対する信者の取っ組み合いが始まる。バチカンに同じく集まっていてもこれだから。
ヴィットリアと養父の関係も出てこない どちらも普通の同僚みたいな関係になってる。
コーラー出てこない。

ハサシンが白人。名前がミスターグレイとかになっとる。スラリとした眼鏡男子のハンサム。もしやアシュケナージユダヤですか(爆)。キャストはデニッシュダイナマイトwの人。いやむしろ個人技。
眼鏡変装であちこちでちらちら出てくる司祭の一人。風のところでたくさん出てくる。あごに無精髭の人。内部者なんでパトリックとつるんでいろいろやれたとゆーわけか。
たいへんな拳銃の使い手ぶり。もーばんばん撃つ撃つ当たる当たる。小説ではそれなりにアッラーアクバルだったけどこちらはクールであまり表情がない。で、ヴィットリアとラングドンにサンタンジェロで遭遇するのだが「命令されていない」ということで二人を殺害しようとしない。小説ではどうだっけ。「私はこれからすることによって罪人になる」とか「なぜこんなに苦しめて殺さなくてはならないんだ」とかなんとか。要はイスラムとの宗教対立を含まない内容にしてある。「彼ら(宗教家)を甘くみてはいけない。彼らは神の僕(しもべ)だ」とかなんとか、言い残して逃亡したあと報奨金の場所として指定されていた車に仕込みがしてあって、エンジンかけたら車ごと爆破してしまいさようなら。小説では東洋の余分な知恵wで返り討ちに合うが、この設定はなかなか泣ける。あれ、でも聖職者なら報償なんて欲しがらないだろ。どっちかが多分偽装か自分の記憶が間違ってるかだ。
「私は神を手にかけるのでたくさんの人が私に依頼をしてくる」ただ「罪人とは、罪を行うことによって罪人になるのであり、生まれながらにそうあるのではない」的なことが強調されていた・・・か?完全映画オリジナルになっていると思った。宗教の言葉で語りうる範囲の無宗教ってゆーかー。キリエ・エレイソン。主よ憐れみ給え。宗教に命をかけるのどーなんだ、というのが映画でも小説でもテーマなのは変わらない気がする。

水のところで司教が死なない。ラングドンがわーわーしてたらローマ市民が寄り集まってきて皆で助け出す。地元サービスか。ま、泉があるのって夜中でも人が集まってる広場で超市街地だもんな・・・そこで大騒ぎしながら人が死ぬ小説の方に無理があったと言えるか。で、助かったこの人が最終的にコンクラーベで法王に選ばれる。医師の法王。水は伝播していく感情の象徴。同情、愛着、嗜好、アイドル的な人気。映画ではパトリックが死んでもパウロの丘に恵みの雨は振らず、彼はキリストになれなかったが水から市民に助け出された新しい法王が集まった市民をあらたに祝福する。いい話じゃねっすか。どうせなら漁夫よろしく網で司教すくったりするべきだったのか。ま、科学と宗教のいいとこどり。パトリックの試験管生まれがなかったことになってるぶんがいちおーここでリカバーされている。司教と尼僧の欲望の末が息子だったのではなく、市民に還元されてるって感じっすか。

新しい法王を救ったのはラングドン。ラングドンを呼んだのはバチカン。イルミナティは彼が読み解かなければ恐怖も意味も復活しなかったのだし、似非陰謀論に近いジャンルのラングドンの専門から彼の働きによって新しい法王が誕生する、とゆー流れはおもろい。

つかラテンじゃない顔を懸念していたwカルロ、これがもうどっからどーみてもユアン・マックレガー一人イギリスから渡って来た感がありありで、ラングドン共々良くも悪くも浮いてた。しかしですな、これが、人物の方の名前が変更になっているというマジックがあった。名前がカルロ・ヴェントレスカからパトリック・マッケナになってる。その手があったかーやっぱマック系の名前はスコッツなんすかねえ。
清潔さいっぱいのたたずまい、知的な丸いおでこ、声の柔和さはすごくいいんだけど超英語だよーwww「シニョーレ!」とか頑張って言ってるのがうけた・・・すんません 演技はよかったんじゃないすかね、ちょと暗いけど。ひとり胃が痛い感じの北方ロマン。でも聖職者お似合いだった。
話の方はそのパトリックが「ひとりで考えた」ことになっていて、結構そこらへんがみじめ。法王殺害の動機が反物質関連だけでいいんかいな。私が恐怖になる?何か見落としたかな?

神の啓示(これこそイルミナーティじゃん)がパトリックにおりて、反物質の場所がひらめいてしまう、あのシーンも結構さっくりしてるので淡白な感じするかもしらん。演説のシーンもさらっと終わってしまう。ヘリには一人で乗り込み、ラングドンはヴィットリアとポカーンと見送るだけ。

反物質爆発シーンの演出はエキストラをたっぷり使って、強い風の威力が強調されていた。風は神の息吹だっけ、なんかそんな。風は言葉、コミュニケーション、遠く離れていても時代を経ても伝わる情報。さまざまな言葉でコンクラーベを伝えていた人たちの集まる広場に強い風が吹き荒れる。うまれたての星雲のような、うずまくオーロラのような青紫の空。
その日は雲が多かったので、誰もまばゆい光を見られなかった。
旧約の最初、闇があって、言葉があって、「光あれ」と神が命じてこの世が生まれた。どれが先にあったかは専門の人にまかすw
そこからパラシュートでひらひら降って来て、広場の市民に拍手で迎えられるシーンはすごいよかった。少しも表情が晴れないパトリック。んもうすごいニューウェイヴの人みたいだよこのひと。

モルターティはこれまたシュトラウス枢機卿というドイツ人に名前チェンジされてるんだけど見てるうちにだんだんラニエリに見えてくるマジックにかかって困った。電波だうわーい。ラニエリあと10年以内にあんなふうになるね!もうぜったい!(強電波)司教がわさわさ集まってるシーンかわいすぎる。しかしヨゼフ・シュトラウスでしゅか。・・・ええっオーストリア人とかそんなですか

ちょっとあっというまだったので密室ではんこ押す肝心のシーンの記憶あいまいだ・・・
ラングドンとヴィットリアがサンタンジェロからシスティーナ礼拝堂にむかってパッセージを走ってくる間、二人は誰を犯人だと思っていたんだろう?
司教が次々に殺され、現場の司教たちはコンクラーベを続行するかしないかでかなりもめる。小説ではあつまってる司教たちは結構のほほんなんだけど、映画では正直もめまくってるところが強調される。やめるべきだとするパトリックと、伝統を守るべきだとするシュトラウス枢機卿。
反物質開発者の日記をとりよせていたヴィットリアだが、それをリヒターがとりあげて(ひどい)読み、パトリックを疑っている。
で、コンクラーベどうするのかをパトリックと話すために法王の部屋に入るリヒターはすべてを見てしまう。自分ではんこついたパトリックの「うぎゃあああ」で踏み込んだ衛兵はパトリックが「イルミナーティ!」と指差した別の司教を射殺。キャスト名はよくわからん。殺された司教から鍵を受け取るラングドン。たぶんあれこれ記憶まちがってる。

法王は体がよろしくなかったので、ありとあらゆるところにカメラが置いてあり、法王の部屋でパトリックがやったことが全て録画されており、シュトラウス枢機卿につつぬけに。事実関係が明らかになったあとパトリックはコンクラーベの密室に呼び出されるが、あまりにつめたい反応に絶望する。分かってもらえると思っていたのに。自分の話に夢中になってくれたのに。無言で反省をうながす枢機卿たち。礼拝堂の四方から彼を静かにつめよってくる衛兵たち。パトリックは逃げるようにペテロの墓に降り立ち、祈りをささげ、香油をかぶり、火あぶりになって死ぬ。なんかそんな。もうちょいここ演出あってよくなかったっすかね。
火は変化、変質、革命、衝動の象徴。とかやってもいいけど最後の土がないぜ。てことはなんか違うんだぜきっと。土の上で火が燃え盛るとたいへんドライだぜ。東洋では金を産むぜ。火がご神体なのは確か砂漠の古い宗教だぜ。油と天然ガスが燃えるぜ。逆さ吊りを本当は希望するぜ。
コーラーがいない分は不自然さはないけど、なんかたらんなー。パトリックひとり悪いやつみたいに見える。何かまだ見落としてるかなあ。って1回見ただけだっつうの。対立関係を持ち込まないように作品を作り替えたら演出面でしんどくなったかんじ。うーんもっかい見たいかも。

ヴィットリアはよかった。時々英語がちょっとなまる感じとかかわいい。イタリア人相手にイタ語でくわーって食ってかかるシーンとか。バチカン書庫の文書ビリって破って持ち出すよ(爆)。あの調子でハサシンにいっぱつビンタでも食らわして、文武両道の美人ってのもあってよかったかもしらん。

シェルトランはまんまなのが出てくる。キャストはリヒターと同じくスカンジナビアの顔だけど、とてもチャーミング。イタ語の発音がひどいんだけど、なんか愛嬌あってかわいかった。
そう、この映画、モブになればなるほどイタリア人っぽくなっていく。まるでジブリの映画の声優だ。

キリエ エレイソン、グローリア、と賛美歌調のハンス・ジマーの曲はすてきっす。
でも曲の方が映画より壮大だったかも。。。。。

最後に広場で群衆が謳ってた歌をば
あめのきさき てんのもん うみのほしと かがやきます
アヴェ アヴェ アヴェマリア アヴェ アヴェ アヴェマリア

♪マンU優勝おめでとう♪ 天使と悪魔 映画 ネタばれ追記2009/05/17 03:10

08−09 マンチェスターユナイテッドが優勝してプレミア3連覇。
つええーーまじつええええーーーー
リバプが数ポイント差でこのマンUを追い上げたこのことも結構すごいんじゃないかと思うけど、マンUの今年の強さは結構ハイレベルだったと思う。あんなチームなかなかないんじゃ。
奇跡みたいな試合がいっぱいあったなー。CLもファイナルまできたが、当然のことのように思える。

クリロナは本物になったなあ。ちょっと前までなんか過大評価気味なとこもあったよ(爆)。いつも何も恐れない不敵なクリロナ。髪型も洗練されてきたし、ボールまたいで上から目線も板についてきた。なまいきキャラ嫌いな人もたくさんいると思うけど働きっぷりを見ると何も言えない。確かにロイ・キーンのようなところはないけどさー。
くそまじめで優等生な頼れるルーニー、顔に似合わない優雅なプレーのテベス、古典的な動かない大型FWベルバトフ、どう組んでもほんといろんなことができる。
キャリック、フレッチャー、オシェイ、エヴラ、地味ながら立派に屋台骨を支えられるようになった。いやほんと昔は頼りなかったぞwとくに白人の3人。でも今年はリオがいなくても安心になった。
パクチソンはいつも走り回り、ギグスはやけに緊張して試合に入り、サールは時に試合をあきらめ、ヴィディッチのミラン入りはどうなったんだっけ。
アンデルソンが馴染んだのもなにげに意外だった。
アーセナルとの試合は今年は実力差ありすぎてなんか盛り上がらない。
アーセナルはメンバー固定しないと本当にオランダのチームみたいになるだろう。みんなそれなりにやっとることはやっとるよ。苗木すぎるだけで何も悪くないように見える。セスクとvペルシーだけでもいついてくれないかなあ。若いからあんまりチームが凋落するともたないんだろうなあ。「子供のチーム」ほんとに若いからな。

リボンがいっぱいついたカップをにいちゃんがうけとる。にいちゃん、いくつになったんだっけ。出場が減っていないみたいな人だけど、にいちゃん見ると安心する。大ベテランになったのにぜんぜんアニキ!って感じにならない地味キャラのにいちゃん。ベッカムの連れとしてマドリに行かなくてよかった(いらねえか)。力の抜けた小さな背中が大好きだ。いじめちゃいけません。知的といえば聞こえはいいけどイギリスの曇天におしつぶされたような暗い顔のにいちゃん。自転車で今でも通ってそうなにいちゃんいつまでもマンチェスターにいてね。

その後ニューカッスルはいよいよがけっぷちに追いやられ
ボロの試合は優勝セレモニーで放映が流れ
WBAとハルの首がちょっとつながりそうになっていた
どこもエヴァートンやスパーズくらいもりかえしますように・・・
ニューカスはちょいまえCLにうっかり出た。あのニューカスは爽やかでよかったな。
フルアムはすっかりプレミアの顔になってきたなあ。
おかねはだいじだよー
昔よりずーっとサッカーに関して大雑把知識でいきてる。選手のこととかよくわかんないや。でもそれでもサッカーは巡る季節のよーで、TV見るだけだし、楽しいやね。

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天使と悪魔映画、ネタばれ続き
寝たら別のことを思い出す記憶のマジック
はんこが違うんだった
パトリックが自分で押すのはバチカンのはんこ?。これを逆に押す。見間違いじゃなきゃ。なんで?むかーしむかしにバチカンが行った処分をまねたのだろうか。
この復讐うんぬんのくだりもオリジナルだったような気がする。
小説に出てくるイルミナティ・ダイヤモンドは出てこない。グッズは売ってるけどね!
金に余裕あったらもっかい見てこよう。
なんか映画的にはおもろないのかもしらんけどな、これ。

小説のダヴィンチコードも読むかなー。映画はわうわうに入ってたころ2度みたけど、バチカン的にあっちのほうがスキャンダラスなのは感じたなあ。

続編があるとしたらイエスの死体とか骨とかそんなのかね。
なんつか、定期的に出てくるニュースじゃん、キリストの骨が発見された!とかって。
なんで死体が問題かとゆーと、聖書通りならキリストは復活したあと肉体ごと昇天したことになってて骨とかはないのだ。ラオウ様と同じじゃ。
墓の番してたユダヤ人が盗んだか、使途や家族がどっかよそへやったかどっちかなんだろうけど
骨あんじゃん!って言ってるのはだいたいユダヤ教とか別の宗教の人になってしまう。
死海文書のことは知らんけど、こっちやると絶対大風呂敷になると思う。

キリスト教はほんとうわっつらしかわからないけど、教義を自分に当てはめたりして何か人道的なこと考えてもあんま映画とか楽しめないと思う。いまどきそんなん作りにくいよ。聖書とかそーいうルールに従ってエピソードをうめてあったりするか、それの逆はってるのかとか、そういうこと考えてた方がたのしい。
なんかそーいう好奇心で教会に出入りとかしたら怒られるのかねー。神父さんは聖書研究にいい本とか教えてくれるのかな。映画でも宗教でもいいけど単純に「泣ける」「癒される」「感動する」「笑える」とかそんなにたくさん必要なのかな。サプリメントじゃねーだろ。信者はきっとそういうことしか求めてこないんだろ。特に日本じゃそうだろうな。「墓参りしてるのになぜこんなことになるのか」ちなみにイスラム圏ではウツ少ないんだってね。何があってもアッラーの思し召しだから悩まないんだそうだよ。日本はさー、ウツとかウツ詐欺とか死ぬ死ぬ詐欺もほんとに死ぬ人も多いから国策でイスラム導入すればいんじゃない。ガチで毎日何度も祈って教義にそってくそまじめに暮らしてたらみんなまとめて神の国に入れるよ。きっと。その代償に悩みのない毎日来るんだよ。でもどーせ誰も折り合わんのだろうけど。悩みって結局だいたいは自由主義的というより資本主義的に勝ちたいだけなんだろうからなあ。

誰も自分が立ってる場所のことは自分で見えない。見えない人にはそんなものはなくて誰とでもいつかきっと分かり合えると思ってる。でも本当は足場みたいなものは現前とある。それが海外の文化に触れるときの感じなんだと思う。見ないふりしてたほうがいいんだと思う。島国ならできる。
それでもわかってて近寄ってくる人は面白い。それをわかってるくせにないことにしてみせるのはすごく笑える。2chのギャグみたいな。あらゆる言葉をつくし、態度を読もうとしてものすごく慎重だけど。

家には映画館でもらってきたチラシ「HACHI」かぅわぁいぃぃぃ〜〜〜!!
秋田犬モフモフ忠犬ハチ公がなぜだかアメリカ映画になったやつなんだけど
この映画なら予告編で泣く自信あるわ かわいすぎる うっきゃっきゃっきゃ
秋田犬は家族を大事にするよ 仲間意識が強く、まるで家族がするように、人に接しようとするよ
そしてずーっとずーっと忘れない犬
人を噛む事故があるのはそのせいなんじゃないかと思ってる
家族のまねをしてる 家族にほめられようとしてる その犬が誰を噛んだか考えろ
で、このチラシをずっと見ているとリチャードギアが日本人に見える電波がおりてくる
いやああうわーん
ほんとに秋田犬はかわいい。みんな顔笑ってる。ブログランキングの秋田犬上からずーっと見てたりする(爆)。
あそこでずっと2位だった天ちゃんのお婿入りが決まった。
http://white.ap.teacup.com/tsuki-hoshi-niji/
天ちゃんは保健所で処分される寸前にレスキューされた若い秋田だった。
コンクリの冷たい収容所で小さいヨボヨボのおじいちゃんヨーキーの側を離れなかった若くて優しい天ちゃん
天ちゃんだけを残すのあまりに酷に思われたのでなんとかレスキューされた犬だった
大型を預かれる人がいなくて、何ヶ月も病院に留め置かれていた
秋田は危険動物指定もあるので、そうそうレスキューされない
おじいちゃんヨーキーはもらわれていった先でもう亡くなってしまったけど、天ちゃんにもやっと家ができた。
よかったね。大事に、してもらいなよ(ローカルな古典)。

名称変更 なかみも変更EL2009/05/21 23:20

長らくUEFA CUPとして親しんで来たあれだが
名称がELに変わるらしい。うえふぁー・ようろっぱりーぐですな。
CWCがUEFA CUPに併合されて何年たつんだっけ。
メモしておこー。
ややこしくて何がなんやらわからん。始まってから考えるw
ど、どこが変わったのかも分からないぞww
しかしいっぱい参加するよねえ。まるで甲子園。

しかしトナメが煮詰まって来るとかなりいいカードもあるし、こちらは何といっても個性的なチームが集まるのが特徴。こっちにまわってくるのは、シーズン通してずっと強かったチームでなく、勝ったり負けたりしながらリーグで勝ち点を積んできたチームで、来年は頼みのエースが引き抜かれてボロボロかもしれないし、熟成してきて良いチームになってることもある。ブレーメンのようにトナメに強いチームも国内のカップ戦を優勝すれば出られるし。「これから」の選手や監督を気に入っている人はこっちの方がずっと見所があるだろう。

最後のUEFA CUPはシャフタール・ドネツクの優勝。
おめでとーー。楽隊みようと思ってたけど寝た。ごめんなさい。。。

予選は4段階で構成され、全てホーム&アウェー方式で行われる。

国内カップ戦の優勝チームがUEFAチャンピオンズリーグの出場権を獲得した場合、UEFAヨーロッパ・リーグの出場権は準優勝チームに与えられる。

○予選1回戦出場チーム(50チーム)
UEFA国別ランキング52と53位の協会の国内カップ戦優勝チームの2チーム

同ランキング35-51位(リヒテンシュタインを除く)の国内リーグ準優勝チームの16チーム

22-51位(リヒテンシュタインを除く)の国内リーグ3位の29チーム

UEFAフェアプレーランキングの上位3チーム

○予選2回戦出場チーム(80チーム)
UEFA国別ランキング28-51位の協会の国内カップ戦優勝チームの24チーム

同ランキング19-34位の国内リーグ準優勝チームの16チーム

16-21位の国内リーグ3位の6チーム
10-15位の国内リーグ4位の6チーム
7-9位の国内リーグ5位の3チーム

予選1回戦勝ち上がりの25チーム

○予選3回戦出場チーム(70チーム)
UEFA国別ランキング16-27位の協会の国内カップ戦優勝チームの12チーム

16-18位の国内リーグ準優勝チームの3チーム
10-15位の国内リーグ3位の6チーム
7-9位の国内リーグ4位の3チーム
4-6位の国内リーグ5位の3チーム
1-3位の国内リーグ6位の3チーム

予選2回戦勝ち上がりの40チーム

○プレーオフ出場チーム(74チーム)
UEFAチャンピオンズリーグ予選3回戦で敗れた15チーム

UEFA国別ランキング1-15位の協会の国内カップ戦優勝チームの15チーム

7-9位の国内リーグ3位の3チーム
4-6位の国内リーグ4位の3チーム
1-3位の国内リーグ5位の3チーム

予選3回戦勝ちあがりの35チーム

プレーオフもホームアンドアウェー方式で行う。

○グループリーグ
プレーオフ勝ち上がりの37チーム

UEFAチャンピオンズリーグ予選プレーオフで敗退した10チーム

前年度のUEFAヨーロッパ・リーグ優勝チーム

各組4チームずつ12グループに分かれ、ホームアンドアウェー方式の総当たり戦を行い、各グループの上位2チームが決勝トーナメント1回戦に進出する。

前年度優勝クラブ、UEFAチャンピオンズリーグ予選プレーオフで敗退した10クラブには、グループリーグへの出場権が与えられる。

○決勝トーナメント
UEFAヨーロッパ・リーグ決勝トーナメント1回戦は、グループリーグ12組の上位各2チームとUEFAチャンピオンズリーグ・グループリーグの3位チームの8チームの32チームが出場。

その後は、決勝トーナメント2回戦、準々決勝、準決勝、決勝が行われる。

決勝は中立地の1試合で争われる。

UEFAヨーロッパ・リーグの試合は、UEFAチャンピオンズリーグの開催週は木曜日、UEFAヨーロッパ・リーグ限定開催の週は水、木曜日に行われる。

開始時間は開催地の状況に応じて、中央欧州標準時19時か同21時5分のいずれかに設定される。

2009-10シーズンUEFAヨーロッパ・リーグ組み合わせ抽選日程
2009年6月22日(ニヨン)予選1、2回戦
2009年7月17日(ニヨン)予選3回戦

2009年8月7日(ニヨン)プレーオフ
2009年8月28日(モナコ)グループリーグ

2009年12月18日(ニヨン)決勝トーナメント1、2回戦
2010年3月19日(ニヨン)準々決勝、準決勝、決勝

2009-10シーズンUEFAヨーロッパ・リーグ試合日程
予選1回戦第1戦2009年7月2日
予選1回戦第2戦2009年7月9日

予選2回戦第1戦2009年7月16日
予選2回戦第2戦2009年7月23日

予選3回戦第1戦2009年7月30日
予選3回戦第2戦2009年8月6日

プレーオフ第1戦2009年8月20日
プレーオフ第2戦2009年8月27日

グループリーグ第1節2009年9月17日
グループリーグ第2節2009年10月1日
グループリーグ第3節2009年10月22日
グループリーグ第4節2009年11月5日
グループリーグ第5節2009年12月2、3日
グループリーグ第6節2009年12月16、17日

決勝トーナメント1回戦第1戦2010年2月18日
決勝トーナメント1回戦第2戦2010年2月25日

決勝トーナメント2回戦第1戦2010年3月11日
決勝トーナメント2回戦第2戦2010年3月18日

準々決勝第1戦2010年4月1日
準々決勝第2戦2010年4月8日

準決勝第1戦2010年4月22日
準決勝第2戦2010年4月29日

決勝(ドイツ:アレナ・ハンブルク)2010年5月12日